富山編(その2)

富山編

皇祖皇太神宮から尖山までは北陸道経由で45分ほど。途中からだんだんと雲が厚くなり、雨がポツポツと落ちてきました。今回の旅について、出発前に最近使い始めたオラクルカードを引いたら「女神イクシェル」というカードが出ました。そのメッセージは、「マチュピチュのような風景の中、太鼓を叩く人たちに囲まれて、炎の前で儀式が始まります。たくさんの雨と共に、雷の閃光により浄化と強化が施されるようなイニシエーションを受けてください。(中略)
自然の神が宿る、雨に感謝してください。太陽に感謝してください。風に感謝してください。大地に感謝してください。すべての精霊たちの力からエネルギーを受け取り、私たちが生かされていることそして私たちがそれを生かすことに感謝してください」

天気予報は数日前まで「大雨」の予報で合羽も用意していたのですが、皇祖皇大宮神社では日差しも見えてほっと一息だったのが、やっぱりなぁ、と少しグルーミーな気持ちに。しかし決めた予定は必ず実行する、というのが私のモットーですので(笑)、富山地方鉄道立山線横江駅の駐車場にレンタカーを停めていざ出陣!

登り始めたときは顏に感じるかどうかぐらいの雨だったのが、だんだん本降りに。少し登ったところで「ここから先、車両進入禁止」の看板があり、ふと左手を見ると尖山「夏椿コース」なる看板が。少し狭い山道のようですが、名前が美しいので、そちらから登ってみることに。

ところがこれがとんだ大間違い!

道は細いし、ぬかるんで滑りやすいし、ロープを使って登らなければならないほどの急坂もある。麓で登山を終えた老夫婦と娘さんの3人組と遭遇しましたが、彼らはこの道を絶対に通っていないだろうな、と思いつつ登り続けて1時間。合羽は羽織っているものの、汗と雨で体中、ビチョビチョ。メガネは曇って前も見にくい。一体、こんなところまで来て俺は何やってんだろうなぁ、いつまでこんな登りが続くのかなぁ、と思いつつ、最後の急な登りをエイッと気合を入れて越えると、なんと!

そこは平坦な整備された登山道。
な~んだ、やっぱり簡単な道があったじゃないか、と思った瞬間、メッセージが下りてきました。

「あなたの今までの人生です。わざわざ難しいところを頑張って登ってきました。ここからは順調にゴールに向かうだけ。頑張る必要はありません。」

ハイハイ、おっしゃるとおりでございます、どうせ・・・と言いたくなる気持ちをグッと堪えて「あと200m」の看板を通り過ぎます。尖山の標高は559mとされていて、頂上にはストーンサークルのようなものがあります。

そのストーンサークルの中央に立ってハァハァ、ゼイゼイ言いながら、エネルギーを感じようと瞑想体制に入りますが、まったく何も感じない。
う~ん、やっぱり、これって、単なる勘違い?今回の登山の意味って、さっきのメッセージを頂いただけ?
と思ってショボくれたそのときです。

ふと目を上げると、降りしきる雨の頂上で、私の周囲を真っ黒なアゲハチョウがヒラヒラと飛んでいるではありませんか!
えっ? こんなところにアゲハチョウ? しかも雨が降ってるのに・・・

あっ!繋がってるんだ!

と思った瞬間、すごいエネルギーが下りてきました。

東の方角には立山連峰が雲の合間に見えますが、工事現場かと思うほどの雷鳴が轟きます。西の方角を見ると晴れ渡った富山平野が太陽に照らされて輝いています。そして頂上は、汗で火照った私の体を冷ますように、風が吹き、雨が注ぎます。素晴らしいガイアの力、自然の力。本当にそれに囲まれて生かしてもらっているんだ・・・・・(ジーン)
オラクルカードのいうとおりです。

結局、皇祖皇太神宮と尖山はエネルギー的につながっていたのですね。
皇祖皇太神宮では高次元のエネルギーを通してもらいましたが、
尖山ではその高次元のエネルギーをもらってガイアに伝達する、尖山のピラミッドを開く、というのが目的のようでした。

そこで思いついて、山頂で「四度拝八平手一度拝」を行いました。
八平手は45度ずつ向きを変えながら行いましたが、手を打つたびに、大量のエネルギーが流れます。(ありがとうございます♪)

しばらく山頂にとどまった後、帰りは平坦な整備された登山道を下り、
麓の手洗いで、汗と雨と泥にまみれた身体と服、靴をきれいにして富山に戻りました。今日は、温泉でゆっくり休むぞ!!!!  (富山編 完)

コメント