三重(伊勢)編

三重(伊勢)編

コロナウィルス騒ぎのなか、伊勢に詣でました(写真は二見夫婦岩)。伊勢参りには慣例的な順番があるようで、最初に二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)、外宮(げくう)、内宮(ないくう)と回るのが良いとされています。

しかしその前に、「朝飯前」ということでもありませんが、伊勢と鳥羽の間の朝熊山(あさまやま)頂上にある金剛證寺に向かいます。迷える霊の導きとエネルギーの入れ替えですね。

空海大師が真言密教道場として再興したという伝えがあるようですが、現在は臨済宗の禅宗寺院です。

 

左側が本堂、右側が奥の院ですが、エネルギー的にはどちらもあまり良い感じはしませんね😅

本堂から奥の院に向かう道には、両側に塔婆の「壁」が・・・・・

塔婆は、もともとサンスクリット語の「ストゥーハ」からきた言葉です。ストゥーハというのは、仏陀の遺骨を納めた仏舎利塔のことで、それが五重塔となり、簡略化されて五輪塔、さらに卒塔婆(塔婆)になったとされています。

故人のための追善供養とされていて、塔婆を立てた人にもご利益があるといわれていますが、実際は宗教団体にとっての収入源(ご利益)です。ちなみに、この寺の一番大きい塔婆は50万円で6年間有効だそうです・・・・・「ナントカの沙汰も金次第」 いやはや😇

さて、気持ちを入れ替えて、二見興玉神社に向かいます。ま、要するに夫婦岩ですね。調べてみると、夫婦岩というのは、伊勢の二見浦だけではなく、全国各地に存在しており、古来からの「磐座信仰」のひとつとされています。

 

金剛證寺は参拝客ゼロでしたが、興玉神社は観光客で混雑していました。一応お参りしてみましたが、大したエネルギーは感じられず。海に向かってヒーリングエネルギーを送りました。

続いて車で外宮(げくう)に向かいます。伊勢神宮(正式には単に「神宮」と称する)には外宮、内宮の本殿である「正宮」のほかに「別宮」というのが数多くあり、それぞれにいろいろな神様が祀られています。まぁ、神様といっても、その多くは古代の統治者であるわけですが・・・・・

今回は、ご縁のありそうな場所を回ったわけですが、エネルギーの大小、波動の違いもあり、なかなか興味深いものでした。そのなかでも、特に印象に残ったところをご紹介します。

まず、外宮の正宮ですが、こちらの祭神は豊受大御神で衣食住を司るとされています。ホツマツタヱによると、豊受大御神はトヨケという人物で、アマテルの先代にあたる方のようです。

 

右側の写真は式年遷宮から間もない頃の写真ですが、現在は左側のように落ち着いた佇まいとなっています。参拝のために、正面の御幌(正面が直接見えないようにしている)の前に立ったとき、既にエネルギーが流れ始め、二礼二拍したあとは、体中にジンジンきました。私にとっての縁が深いのでしょうか。

外宮では、この正宮が一番エネルギーを感じ取れました。他もエネルギーのあるところはありましたが、規模が全く違う、という感じです。

続いて内宮方面に向かいます。

こちらの正宮の祭神はご存じの天照大神です。一般には、アマテラスは女神ということになっていますが、ホツマツタヱではアマテルという実在の男性です。

やや脱線しますが、神や霊界との繋がりを司るのは巫女(女性)の役割で、表の政(まつりごと)を司るのは男性。巫女の霊的能力を自らのものにしようと、権力者は巫女と交接し大事にしていたそうです。ちなみに卑弥呼というのは一人の人物を指しているのではなく、巫女のリーダー的存在(妃巫女)の一般呼称であり、各地の巫女集団にそれぞれ存在していたものです。卑弥呼のいた邪馬台国はどこか、という論争が続いていますが、全国各地にあった、ということですね😎

話を戻して、内宮の正宮は、外宮よりもまろやかなエネルギーで、全身が包み込まれるような感触でした。

最初に行ったときは、かなりの混雑でエネルギーが混乱していたため、「翌朝(午前5時に開門)もう一度来ます」とご挨拶して出直しました。エネルギーの感覚は翌朝のものです。

このほか、エネルギーを強く感じた別宮がふたつありました。一つ目は風日祈宮(かぜひのみのみや)。祭神は、風雨を司る神とされる級長津彦命と級長戸辺命(しなつひこのみこと、しなとべのみこと)で、元寇のときに風雨によって日本を守ったということから、末社から別宮に昇格したらしいです。

 

もう一つは、内宮の神域からから離れたところに祀られている月読宮(つきよみのみや)。こちらの祭神は4柱あり

月読宮(つきよみのみや)/月読尊(つきよみのみこと)
月読荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや)/月読尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)
伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)/伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊佐奈弥宮(いざなみのみや)/伊弉冉尊(いざなみのみこと)

このうちの伊弉諾尊、伊弉冉尊は日本の国土を生み、天照大神を生んだとされています。

 

四つの宮を順番に参拝したときには、さほどエネルギーを感じませんでしたが、四番目の伊佐奈弥宮(いざなみのみや)/伊弉冉尊(いざなみのみこと)の参拝を終えたとき、「少し下がって全体を感じなさい」という示唆があり、その空間全体と繋がろうと思った瞬間、大きなエネルギーが下りてきました。

別宮の由来がそのとおりであるかどうかは兎も角として、今回の旅の目的は、いまの日本を形作った存在(原型エネルギー)との繋がりを確立する、ということでしたので、とりあえず良しとしました。

神社とかパワースポットに出かける方は、神様のような上位の存在から自分個人のためのパワーやご利益をもらいたい、願いをかなえたいと思っている人が多いようですが、そういう効果は殆どない、と思っています。

私自身は、それぞれの場所で、縁のある方々と同等の存在としてご挨拶し、エネルギー情報を交換する、という目的で出かけています。

皆さんもご縁があれば、伊勢にお出かけください😁

 

 

 

 

 

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