チャネリングあれこれ(雑談)

つぶやき

今年も残すところあと僅かとなりました。世界情勢とは関係なく、穏やかなセミリタイアライフを満喫しています

最近は誰もがチャネラーという状況で、youtubeはまさに百家争鳴! 視聴数稼ぎのためのセンセーショナルなタイトルをつけ、毎日のようにアップしている方もたくさんいらっしゃいます。

ウィキペディアによると、チャネリングはシャーマニズムと同じ霊媒の一種と定義されているようで、「宇宙イタコ」と揶揄されることもあるそうですが、昨今の状況では、そう言われてもやむなしでしょうか😩

私自身は、チャネリングについて「人間の五感で感知できない世界を知る手段」と広く捉えていて、伝統的な憑依型に限らず、自動書記、体外離脱なども含まれると考えています。

チャネリングは、19世紀以降のニューエイジ特有のものと誤解されている方がいらっしゃるかもしれませんが、太古の昔から、異次元の情報をチャネリングする人たちはたくさん存在しており、既存の宗教とも大いに関係がありました。

 

■宗教とチャネリング

新興宗教にはチャネリングが付きものと言っても良いぐらいですが、既存の宗教(いわゆる3大宗教など)では異端視されることが多いようです。

しかし、既存の宗教も、実は例外なく、始祖はチャネラーであったのです。彼らは自分自身の体験や観察したものを周囲に教えただけで、「宗教」を始めるつもりなどなかったと思います。イエスにしてもブッダにしても、近代に生まれていれば、スウェーデンボルグやロバート・モンローとさして変わらない、といえるかもしれません(あちこちからお叱りを受けそうですが)😅

それが現在のような「宗教」となったのは、継承者たちが、一般の人々が受け入れやすい(信じ込みやすい)ように、「始祖の教え」を変質して体系化(形式化)し、「教団」や「宗教家」の権益の維持・拡大に専念してきた結果です。

始祖はチャネラーなのに、宗教においては一般にチャネリングが異端視されています。これは、チャネリングによって、教義の「不都合な真実」が暴かれ、宗教体系が崩壊するからです。「信じる者は救われる」という信者のみで構成されている方が、権力の維持が簡単で収益性が高い、ということなんですね。

現代の経済資本主義や多数決民主主義、法治主義も「宗教」の一種ですが、この解説は面倒なので今日はやめときます😁

 

★寄り道~密教とは

仏教やキリスト教など既存宗教において、「密教」と称される教えが存在します。広く公開されている「顕教」に対して、「密教」とは、一部の内部者にだけ開示される「奥義」のように誤解されていますが、密教とは、「顕教」が実はホンモノではなく(方便に過ぎない)、自分自身の体験を通じてのみ真理(宇宙の実相)に到達できる、という考え方が基本にあり、その実践方法を教えるものだったのです。

空海の真言密教や「禅」などが代表例ですが、これらも時代とともに「形式化」が進み、適切な指導者が少ないこともあって、「顕教」と変わらないものとなってしまっています。

教えられたものは単なる「知識」であって、体験とは全く異なります。吹く風の心地よさ、自然の美しさは、言葉や文字から感じ取ることはできません。「密教」は、それを教えています。

 

■「スピリチュアリズム」とチャネリング

近代以降のスピリチュアリズムは、既存宗教のような体系化された形式的知識とは無関係と思われているかもしれませんが、実は近代「神智学」体系の影響を色濃く受けています。その神智学について分かりやすくまとめたものがありましたのでご紹介します(倍速推奨)↓

現代スピリチュアリズムの原点!『神智学協会』の教義とその沿革を解説 [28分解説]
今回は現代のスピリチュアル・ムーブメント、オカルト、西洋占星術など、精神世界のあらゆる運動のルーツと言っても過言ではない、「神智学協会」についてお話ししています。動画を見ていただければ、いかに私たちが現在「スピリチュアルの常識」と考えている...

ご覧頂くと分かるように、現在のスピ系情報の殆どが神智学に影響されている、といっても過言ではありません。しかも神智学自体が古くからの宗教や伝統的な考え方に影響されているところが多い、ということですね。だから間違っているというわけではありませんが、「昔ながらの宗教とは全く異なる新しいものだ!」なんていうことでもないんです😇

因みに「アセンション」の概念も、「神智学大要」のなかに意識進化の飛躍として紹介されています。同じ系統のアリス・ベイリーが1930年頃に執筆(自動書記)した「トランスヒマラヤ密教入門」では、2025年までに数百万人が覚醒する、人類の3分の2は輪廻転生から脱出できる、というような記述、20世紀末頃までには原子力の活用によって人々が労働から解放されて素晴らしい文明が到来する、ということも書かれています。「未来予知」はなかなか難しいようですね😩

 

■チャネリング方式と信頼性

チャネリングと宗教やスピリチュアリズムとの関係を駆け足で見てきましたが、冒頭で触れたように、チャネリングにはいくつかの方式が存在します。また、最近では、「神」や高次の存在に加えて、宇宙人からのチャネリングも増えています。(以下、太字は、そこそこ信頼できる情報源)

 

・別の人格が肉体を占有するもの(憑依型)

ダリル・アンカのバシャールリー・キャロルのマグネティック・サービス(クライオン)が有名ですが、これ以外にも多くの事例があります。恐山のイタコもこの類でしょう。

・自動書記

自分以外の何らかの存在の影響下で、手足が自動的に動いて文書が作成され、意味のあるメッセージが伝えられるという方法です。最近では、自動で指が動いてパソコンのキーボードを叩くらしいです😁

先ほどご紹介したアリス・ベイリーの「トランスヒマラヤ密教入門」、ニール・ドナルド ウォルシュの「神との対話」シリーズなどが有名で、日本では岡本天明の「日月神示」などがあります。

・自分の意識の焦点が切り替わって別の時空を認識するもの

スウェーデンボルグ、ロバート・モンローなどが有名で、いずれも多くの伝記や著作があります。これ以外にも、たくさんのチャネラーがこの類型に入りますが、体外離脱などで本当に別の時空を体験しているのかは、他人には窺い知ることはできません。

臨死体験もこの類型に含めて良いと思いますが、典型的なものは、過去の投稿でご紹介しています。

因みに、一般の人も参加できるモンロー研究所のプログラムは、変性意識状態による異次元体験を目的としていますが、参加者固有の意識状態にもよるので、必ずしも結果が保証されるものではありません😅

・別次元の存在と繋がってメッセージを伝えるもの

最も多いのが、このタイプです。本当に繋がっているかどうかは、誰にも分かりませんし、繋がった先がキチンとした存在なのかどうかも良く分かりません。なかには信頼度を上げるためなのか「宇宙語」を話す人もいますが、日本人になじみのない外国語でわざわざ話すようなもので、どういう意味があるのかよく分かりません。新興宗教にも目立つチャネリングタイプで注意が必要です。

とはいえ、ジェーン・ロバーツ「セスは語る」、トム・ケニオンなど、ナチュラルスピリット、ヴォイスといった精神世界専門の出版社の翻訳本には、信頼できるものも多数含まれているように思います(すべてではありませんが)。

 

一般に、憑依型はチャネラーの人格が明確に変わって、第三者もダイレクトに対話できることから信頼度が高いように思われがちですが、伝えられる内容、波動を冷静、客観的に判断することが大事です。また、どんなに素晴らしい内容であっても、結局は「参考情報」でしかないので、自分自身の体験に勝るものはありません😁

 

★良いお年を

最近は「世界」への関心がますます薄れて、シフトが起ころうが起こるまいが、自分が明日、死ぬことになろうが、何のこだわりもない、何の問題もない、という感じです😲

今年もご愛読ありがとうございました💕

 

 

皆さまが光と愛で包まれますように

激動の時代に 光と愛の伝道者として輝きますように😍

 

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