広島編(その1)

葦嶽山案内図 広島編

週末を利用して、広島のピラミッドに出かけました。メインの目的地は葦嶽山で、ついでといっては申し訳ないのですが、サブの目的地が宮島の弥山です。

葦嶽山(あしたけやま)は広島県庄原市にあり、「日本のピラミッド」として有名な山です。戦前、酒井勝軍(かつとき)という人が、エジプトよりはるかに古くから存在する日本のピラミッドとして発見した第一号が葦嶽山です。

葦嶽山(815m)へ登るのには、灰原、野谷のふたつのルートがあり、やさしい灰原ルートを登るつもりだったのですが、前日になにげなくyou tubeを開くと、8個ほど出てくる「あなたにおすすめ」動画のひとつに、「葦嶽山登山」というマイナー動画が出ていました。かなり戸惑いながらも(何かの導き?)、野谷ルート(本格派登山ルート)で行くことにしました(この動画をもっとしっかり見ていれば良かったと後から悔やむことに😩)。

野谷ルート看板

午後1時過ぎに広島駅を出発し、麓の駐車場に到着したのが15時過ぎ。手前の売店のおばさんにも聞いたところ、「そりゃ、野谷がええよ。30分もあれば登れるで。」と広島弁で言われたので、ちょっとゆっくりしても16時半には戻れそう、と多寡を括っていました。

少し雨がパラつくなか、急な登山道を登っていくと、確かに30分程で、巨石群(鬼叫山)と葦嶽山を結ぶ尾根にある東屋に到着。

東屋 看板

一息ついていると、ミカンの皮のようなものが見えたので、不届き者が捨てたのか、

と思ったら、毒キノコ(たぶん)でした。毒キノコ

このときは、喉を潤してから、まず巨石群にご挨拶し、そのあとメインの葦嶽山へ、などと余裕をかましていたのですが……。あまり道がハッキリしない笹に覆われた尾根を巨石群(鬼叫山;ききょうざん)に向かって登っていくと、10分ほどで巨石群に到着。

鬼叫山 獅子岩

さらに50mほど上にある鬼叫山の頂上と思しき付近まで登り、エネルギーワーク。しかし、順調なのはここまで。

鬼叫山から先ほどのルートを東屋に向かって下りたつもりが、もと来た道がハッキリせず、どこか別の場所に行ってしまいそう。こういう時に慌ててはいけないと、もう一度、山頂まで戻り、再び下りてみますが、どうにも東屋に辿り着かない。そうこうしているうちに、どこかの沢に出てしまい、これはヤバいと思い始めました。現在地を確認しようと携帯を起動するも電波なし。既に30分は山中を彷徨っています😩

「どうってことない山で、こんなふうに遭難するんだろうな・・・・・」と悪い予感。いや確か、東屋ではメールが届いていたので、どこかの尾根まで登れば電波が届くはず。

そう思って沢から尾根まで登ろうとしますが、登山道として整備されていない笹藪を掻き分けて尾根に登るのは本当に大変。足元は滑り、倒木や木の枝が引っかかり、途中で何度も転倒し・・・・ひょっとすると、本当にここで野垂れ死ぬのではないか、とまで思いました。それでも全身、雨と汗でびっしょり濡れながら、何とか尾根の上まで這い上がり、ようやく携帯がつながりました。その場で確認すると、鬼叫山の周囲をグルグルと回っていたようです。登山道以外は本当に危ない、と身をもって実感!

尾根の分岐の東屋に戻ったのが、16時50分。後から思い出すと、you tubeの投稿者さんも動画のなかで、鬼叫山へ到着した後、帰り道で迷い、腰まで笹に覆われながら30分かけて尾根まで戻った、と言っていました。鬼叫山から下りるときに用心してgoogleを使っていれば、と思ったのは後の祭り。どこで打ったのか、足はほうぼう痛むし、手には血が滲んでいるし、靴はずぶ濡れ、ズボンはドロドロ。東屋からメインの葦嶽山の山頂までたったの100mですが、もう体力の限界だし、日暮れも近いので諦めて帰ることに・・・・・
するわけがありません!

小休止のあと、疲労困憊の体を鞭打って急な登山道をのぼり山頂に10分ほどで到着。

葦嶽山頂上葦嶽山展望

人類の平和、地球の速やかで円滑なアセンション、宇宙の愛(光)が地上に満ち溢れることを祈ってエネルギーを通します。通っているような気はしますが、肉体の極度の疲労と、呼吸の乱れで、いつものようなはっきりした感触はありません。やむなし。

痛む足を引き摺りながら、何とか麓まで辿り着き、汗と雨でグシャグシャの服を着替えて、ホテルへと向かいます。明日は大雨の予報だし、サブの宮島詣はやめて直帰するかなぁ😩

(つづく)

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