ようやく花粉も下火になってきました。ひと安心です♪
前回の投稿で精神世界の探求は控えると言ったばかりじゃないの? というクレームを受けそうです😩 朝令暮改、君子豹変、要するにエゴが考えるとおりには物事が進まない、という典型です。フリスビーが飛べば追いかける犬のように、テーマが示されれば、つい投稿してしまう性分なんだと、温かく見守ってください♪
ところで「無条件の愛」は、精神世界でよく聞く言葉ですが、いろいろな解釈、誤解があるような気がしています。少し紐解きながら、愛とは何か、その本質に迫りたいと思います。
■誤解その1
『「無条件の愛」がこの世界(地球)で達成されれば、あらゆるネガティブなこと(戦争、犯罪、差別、分断など)は消滅し、天使のような慈愛に満ちた存在だけの天国が実現する。』
ガッカリされるかもしれませんが、実は無条件の愛は既に成就されています。
冒頭のようなステレオタイプの誤解は、実際にはないのかもしれませんが、「ネガティブ」がどんなものであれ、それは「あなた」の善悪、好き嫌いの判断なんですよね。
極端な例ですが、ナチスの民族浄化や、戦後制定された日本の優生保護法などは、何かにレッテルを張って、この世界から排除しようとしました。これも善悪、好き嫌いの判断です。
もちろん、あなたはそんな話をしていない、というでしょう。でも、あなたが好まないゴキブリなど苦手な生きもの類は、存在を許されないのでしょうか?
その延長線上に、世間一般で否定的に考えられている犯罪者、戦争賛美者、民族差別主義者、狂信的宗教信者などが存在しています。それらを「存在すべきではない」とする考え方(信念体系)は、厳しい言い方ですが、本質においてナチスの民族浄化と何も変わりません。
無条件の愛は、何の判断も下しません。すべてを許しています。
「わたし」や「あなた」のような、欠点だらけ人間(あなたは別かもしれませんが😅)が存在しているのも、「無条件の愛」でこの世界が成り立っているからです。そして、残念ながら、あなたの気に食わないものも存在しているのです。
もし、冒頭のような「理想の世界」があるなら、わたしもあなたも存在を許されないかもしれません。
判断(ジャッジメント)しない、ということが、無条件の愛への第一歩なんです😲
■誤解その2
『無条件の愛とは、何の対価を求めることなく、他者に何かを与えたり、許したりする行為である。』
精神世界に興味をお持ちの方なら、「愛」とは誰かや何かを好きになることではない、と理解されているかもしれません。ただ、「愛」が他者に対する何らかの「行為」だと思っておられる方は意外に多いのではないか、と思います。
しかし、愛とは行為ではありません。というのも、エネルギー的には、すべては繋がっていて分離はなく、わたしもあなたも、独立した存在ではありません。よくいわれる譬えですが、あなたは右手の人差し指で、わたしは左手の小指のようなものなのです。与えたり、許したりしても、意味はないですよね?
では、愛とは何なのでしょうか。結論をいえば、愛とは、意識(波動)の状態です。
特定の意識(波動)の状態から、表現が生まれます。純粋な愛に満ちた意識状態からの表現は、愛に満ちていると感じられます。しかし、純粋な愛から離れた意識状態での表現は、愛が足りないと感じられます。
意識が純粋な愛の状態(波動)から離れたとき、「分離という幻想」、つまり「わたし」と「わたしの周囲の世界」という二元性が生まれます。二元性の幻想では、わたしと他者はベツモノなので、わたしのエゴを優先して、周囲の誰かを傷つけたり、意地悪したり、搾取したり、抹殺したりできるのです。
このような愛から遠く離れたように見える行為も、宇宙が無条件の愛で成り立っているからこそ、許容されているのです。
■「宇宙があるからあなたが存在する」
宇宙がなければ自分は存在しないのだから、そんなの当たり前じゃないか、と思われるかもしれません。
ひょっとして宇宙は、何の意識も意思もない無機質なモノの集合体だと思っていませんか?
しかし宇宙が意思を持った有機的な生命であるとしたら、どうでしょう。あなたという(意識)存在を「無条件(母)の愛」で生み出してくれたのです!
しかも日々生きているあなたには、何の負担感もなく「自分が存在することは当然だ!」と思わせるほど、宇宙(もう少しいうと、宇宙を創造した何か)の愛は無条件なんです。
3次元的な「愛」という言葉に捉われるとコンセプトの理解が難しいかもしれませんが、「愛の現れが生命であり、宇宙」なのです。そして「あなた」は(誰もが)その一部であり、宇宙になくてはならない存在なのです😁
■宇宙存在のメッセージを読み解く
愛についての理解(混乱?😅)が深まったところで、最近のブロッサムさんの投稿動画をご紹介します。

日本語訳↓

ブロッサムさんは、非二元の気づきが十分にはない段階にあるようなので、光の連合のメッセージが腑に落ちない様子です。優れたチャネラーであっても、こういうことはよくあります。
それでも、正直にすべての内容を伝えてくれているところは素晴らしいですね。自分に都合の良いところだけを伝えるチャネラーも存在するので😩
★自由意思について
動画のなかで「光の連合」が「あなたが考えたいように考え、行動したいように行動する、という選択の自由があります」と言っています。これは前回の投稿での「自由意思はない」という話と矛盾するのではないか、と思われるかもしれません。
非二元の分かりにくいポイントの一つではあるのですが、選択の自由があると思う(感じる)のは、ライドに乗っているホログラムの「わたし」です。しかし、ホログラムのわたしが感じること、選択することは、周囲の状況(あなたの人生に起こること)に影響され、ほぼ自動的に決まります(例外もある)。一方、周囲の状況をあなたがコントロールすることはできません。
つまり、エゴ(自我)は、実際には選択の自由がないのに、あたかも自分が主人公として能動的に振舞うことができ、自由意思があると思い込ませるのです。しかし、「自分」が幻想であるように、自由意思も幻想なんです。「自由意思」と思っているものは、その場、その場の選択の余地のないエネルギー的な反応でしかありません。
ホログラムの自分に選択する自由があると思い、自分で決めたと信じていても、結局、ライドが進む道筋に変化はありません。
光の連合は、今まで何度か「わたしはいない」ことを匂わせているのですが、ブロッサムさんには響いていません。今の段階で直接的に表現してしまうのは、混乱を招き、適切でないと考えているのかもしれませんね😅
なお、一般的な言葉でいう「魂」と呼ばれる意識階層には「自由意思」が存在します。3次元現実における今回の人生を「わたし」として歩む、という選択もそのひとつですが、魂と「わたしはいない」との関係はどうなんだとか、深入りすると説明も長くなりますので、今回は割愛します(いずれ説明する機会があるかもしれません)😅
★非二元体験
ブロッサムさんは非二元の体験や理解を「特権」と称していますが、そんな大げさなものではありません。機が熟すれば、誰でもアクセスできる性質のものです。
最近、非二元にアクセスする人が増えているようですが、コロンブスの卵を理解する人が増えるのではないか、と期待しています♪
■おまけ~「ワンネスの扉」
2019年5月5日の初版ですが、そのときは全く気がつかなかったので、2024年7月27日の第6刷を読みました。著者はジュリアン・シャルムワというフランス人ですが、何と日本語検定1級合格なので、殆どが自分で書いた日本語の本となっています。編集があまり入っていないので、物語の進み具合とか、重複とか、難を言えば多少ありますが、日本人が書いたといっても違和感がありません。
表題を見て、「ワンネスと非二元って、何がどう違うの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。本質的には違いがないのですが、ワンネス体験が極まると「わたし」が消える、と大雑把にご理解ください。
肝心の内容ですが、ご本人のHP(日本語)にyoutube動画が入っていますので、そちらをご覧いただいた方が早いと思います(HPを下の方にスクロールすると3本の動画があります)↓

あとがきを読み終えたとき、なぜが涙が溢れました😍
コメント
こんにちは。
「ワンネスの扉」は出た頃に購入しまして感激したものの
再度開かないと思い出せず、本は行方不明のままです。
ガイアさんの記事を読むのが、今の私にとっては必要なことと受け止めています。
「基礎コース1,2」を受講しました。(おわかりになりますよね・・)
ガイアさんの記事で学びながら、ライフラインまで行きたいものと
おばさんと呼ばれてもひそかに夢を持っています。
「G」はこの世でもっとも苦手ですが、神がお創りになったのだと心得ています。
出会った時には、自分の恐怖を取り去るためにも不動明王真言をとなえて
御臨終していただいております。
ガイアさんの記事に勇気を頂いていますので、これからもよろしくお願いいたします。
ご愛読ありがとうございます。『G』に不動明王真言というのは、初めて聞きました(笑)