UFO乗船

むかし話

1990年代の終わりごろ、宇宙人や地球外生命に関する本を愛読していて、ぜひコンタクトしたい、と一生懸命お願いしていました。その気持ちが通じたのか、ある晩、寝ている間に宇宙連合のUFOに乗せてもらいました。

気が付くと、北欧系の背の高い髭を生やした男性にエスコートされていて、宇宙船のなかのエレベーターに乗り込むところでした(私には肉体そっくりの体があり、その男性ガイドも同じような体を持っていました)。エレベーターは垂直に上昇するのではなく、明らかに斜め、というか曲がりくねって上昇していきます。
エレベーターが停止し、ドアが開くと非常に大きなホールに出ました。ホールの天井は高さが優に50mはあるでしょうか。ホールの端から端までは100mを超えていそうです。柱はどこにもありません。ホールの中をいろいろな種類のたくさんの宇宙人が行きかっています。ホールの壁面から天井全体が、ガラスのような透明な素材でできており、宇宙船の外側が素通しで見えて、数えきれないほどたくさんの星が光っています。
ガイドの男性は日本語が分かるとは思えないのですが、意思疎通には何の問題もありません。これがたぶんテレパシーというものなのでしょう。しばらくホールの様子を眺めていると、ガイドが「何がしたいか」と聞くので、ヒーリングしてもらいたい、とお願いしました。
するとホールの反対側の窓際に座っていたカップルの宇宙人が、滑るように近づいてきます。そのカップルは高次元との交信を役割としているようです。滑るようにというのは、早く歩くとか、小走りというのではなく、本当に立ったその姿勢のまま空中を浮遊してきます。カップルの宇宙人は、アーモンド型の黒い目をしていて、頭が大きく皮膚の色は赤褐色で体は小さめです。感覚的には身長1mほどでしょうか。いわゆるグレイ種族に似ているのですが、おかっぱ頭で黒い髪の毛がふさふさと生えています。ヒーリングして欲しい、という要望に対して、ふ~ん、そんなことして欲しいの? と思っている感じが伝わります。
近づいてきたカップルのうちの女性のほうが、私に対して念を発すると、いきなり私の体が、その場で仰向けになって空中に浮かびます。透明なベッドに寝かされているようです。するとその女性は、私の体の脇腹のあたりで、頭と両手を前に倒して私の体に覆いかぶさるような態勢をとりました。彼女の長い髪の毛が、バラバラと私の横腹に当たるのが感じられます。すぐにエネルギーが送られてきます。みるみる私の体にエネルギーが充満しました。

心もワクワクして、体も浮き上がりそうなので、ガイドの男性に「空中を飛んでもよいか」と聞くと「一緒に飛ぼう」というので、ホールの中を天井のほうに上っていきます。このまま外に出てもよいかと聞くと、OK。不思議なことに、天井にぶつかる感じもなく通り過ぎ、船外に出ました。眼下には意外なほど近くに日本の市街地が広がっています。
どこの町かなと焦点を合わせると、視野が拡大して、眼下に見えたのは、駅のターミナルのバス停でした。バスの天井に「松本電鉄」と書いてあります。え?ここは松本上空? と思った瞬間、自分のベッドに戻ってしまいました。

世の中には、宇宙人とコンタクトしたいという人たちがたくさんいますが、一般的な意識状態でのコンタクトは、まだしばらく先かな、という気がします。こちら側はコンタクトしたいと思っても、向こう側に積極的な意味がなければ、ただの片思いですからね。

じゃお前はなんで体験できたのかって?いわゆる変性意識になりやすい、ということと、生まれる前からの計画だったんでしょうね、としか言えません(^^♪

 

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